立山黒部アルペンンルートは、富山市~長野県大町市に至る90Km。
館山駅~扇沢駅の区間を、標高差2,450mを多彩な高通気案で結んでいます。
ケーブルカー、高原バス、トロリーバス、ロープウェイ等
8つの区間を乗り継いでいく山岳観光ルート。
眼下に広がる大パノラマと、大自然の空気、雄大さを楽しめます。
夏はダムの放水や避暑地として、秋は想像を絶する紅葉、春は雪の大壁等、
いつの季節に行っても感動がありますが、オススメは夏です。
室堂の夏は真夏でも最高気温が22℃前後 ですので、涼しい中で最高の景色を楽しめます。
ダムの放水や、高山植物が咲き乱れていて、なにより涼しいから快適に楽しめます。
また、観光地なので、飲食店やお土産屋、写真撮影をしてくれるスタッフが各所に配置してあります。
トレキングや写真撮影、本格的な登山等、どんな方でも楽しめるスポットです。
ただし、快適と言っても室堂の見どころを回ろうと思えば、かなり歩きます。
2時間くらいは歩くことになります。
足が疲れてくるので、必ずスニーカーで行きましょう。
長野県大町市の、扇沢駅~黒部ダムを経由して、アルペンルートの中心地、
室堂までの片道往復ルートを紹介します。
長野県の松本や白馬の観光と組み合わせて旅行で行くも良し。
朝から夕方までで往復できますが、GWやお盆は相当混雑しますので、繁忙期に行く最は、早朝の扇沢駅の始発前から並ぶ事をオススメします。
扇沢〜室堂までの往復ルートです。
アルペンルートのアクセスと料金
アルペンルートを縦断するには、富山県の立山駅から長野県の扇沢駅までを抜けるルートか、長野県の扇沢駅から、富山県の立山駅まで抜けるルートがあります。
抜けるとなると、マイカーで観光に行く方は、マイカーを反対側まで運んでもらう手配をする必要があります。
オススメは、長野県の扇沢駅〜、黒部ダムを見て、てっぺんの室堂を観光して、同じ道を往復して帰るルートだと、車を回す必要もありません。
https://www.alpen-route.com/index.php 公式HP引用
扇沢駅〜室堂までの往復費用は、
大人1人 9,050円です。
1日中、非日常の自然を感じることができるでしょう。
カーナビで扇沢駅と入力すれば、到着します。
このルートは、
トロリーバス ⇒ ケーブルカー ⇒ ロープウェイ ⇒ トロリーバスを乗り継ぎます。
室堂は昼以降は曇ってくることが多いので、どうせ行くなら始発を狙いましょう。
GWやお墓の時期は、6:30〜30分間隔で運行しています。
それ以外の時期(4/15〜11/4)までは7:30〜運行しています。
POINT
各乗り物の特徴
トロリーバス:(扇沢〜黒部ダム)・(大観峰〜室堂)で乗ります。
電気を使って走るバスです。
自然保護の為、電気とディーゼルエンジンを組み合わせ、排気ガスを抑えるハイブリッドバスです。 国内では、立山だけに走っているトロリーバス等、環境にやさしい乗り物です。
ケーブルカー:(黒部湖〜黒部平)で乗ります。
眼下に黒部ダムを望めます。
貯水量2億立方メートル以上。
立山連峰、後立山連峰とそそり立つ山々の狭間にエメラルドグリーンの湖が広がっています。
ロープウェイ:(大観峰〜室堂)
1.7Kmにもなる立山ロープウェイは、支柱が一切ありません。
支柱のないロープウェイとしては、日本一の長さです。
季節折々の大自然を、約5分間の空中散歩で楽しめます。
黒部ダム〜大観峰
黒部ダムから大観峰までのルートは、常に眼下に黒部ダムを望めます。
黒部ダムには、観覧船や飲食店等、気軽に観光出来るスポットが多くあります。
黒部ダム
アーチ式ダムで日本一の大きさを誇り、7年の歳月をかけ、述べ1000万人を超える人々が工事に携わった歴史を紹介する施設や、お土産店、ダムカレー等のご当地グルメがあります。
なにより、山々の雄大な自然に囲まれた迫力満点のダムと、エメラルドグリーンの湖は
その迫力に魅了されます。
ダムを歩いて横断する他に、ダムを一望できる展望スポットがありますので、有名な景色を写真に収める為、展望スポットに行くことをおすすめします。
またご当地ダムカレーも味わえます。
黒部ダム建設時の資料館もあり、当時の工事の苦難の様子を知ることもできます。
大観峰
ロープウェイで空中散歩をしたら、到着です。
ロープウェイはまさに動く展望台です。
下車して、雲上テラスに行くと、
眼前には黒部湖、そしてそそり立つ後立山連峰が広がる絶好のビュースポットです。
標高2,999mの剣岳、2,926mの薬師岳等、北アルプスの眺望が広がります。
室堂
標高2,450m
雄大さは、上の写真の歩いている人の大きさと、後ろの山々を比べてもらえればわかっていただけるかと。
アルペンルートの中心地であり、立山登山の起点としていつも人で賑わっています。
楽しみ方は様々です。
見渡す限りの非日常、雄大な北アルプスの山々、神秘的なみくりが池とみどりが池、
水蒸気やガスが吹き出す地獄谷をトレッキングしながら回ってみるも良し。
高山植物のお花畑で珍しい花の写真を撮るも良し。
トレッキングや夏スキー、雷鳥の観察等、楽しみは尽きないです。
夏は涼しい気温の中、雄大な自然でトレッキング。
春は雪の大谷ウォークで500mにわたって雪壁を散策。
秋は色とりどりの紅葉を楽しむ。
いつ訪れても満足しますよ!
ただし、有名なスポットを回るとなるとそれなりに歩きます。
2時間くらいは歩くと思います。
道は舗装されていますが、坂道が多くて標高も高いことから、慣れていないと足がかなり疲れるでしょう。
途中で自販機などもないので、飲み物を準備して、必ずスニーカーで行きましょう。
立山の生き物と植物
立山は、国指定天然記念物の宝庫です。
空にはイヌワシが飛んでいます。
季節に合わせた保護色で変化する為、見つけるのは大変です。
鉱山植物の中でも、立山と名前がついている植物が10種類あります。
このあたりも、夏の立山を美しく彩っています、
小さいお花たちですが、珍しい植物が多いので、意識して鑑賞してみてください。