知床とは、原生の自然が残った貴重な地域です。
日本最後の秘境と言われ、国立公園に指定されています。
知床半島には、エゾヒグマやシマフクロウ、エゾシカ、キタキツネ等の野生動物を観察できます。
また、海からはトドやアザラシ、羅臼に車で向かえば、ホエールウォッチングでクジラやイルカ、シャチを観察することもできます。
知床半島は850万年前の火山活動から始まり、半島の地形は険しく複雑な為、様々な生態系が今でも自然のまま残っています。
世界でも類を見ない誠意体型を持つ半島で、道東の観光では外せないスポットです。
トレッキンッグや観光船で知床の自然の雄大さを感じてみましょう。
記事の前半は、知床半島の見所を紹介します。
後半は、釧路湿原〜知床半島〜女満別までのルートを紹介します。
知床半島 知床五湖〜羅臼までの観光コース
知床半島の玄関口である、斜里やウトロに宿泊して、朝から知床五湖等の主要コースをまわり、午後にはホエールウォッチングでクジラやイルカ、シャチを見る観光コースです。
モデルコースでは、2日目の内容となりますが、後半に釧路湿原から知床までのルートで立ち寄るべきスポットも紹介しています。
知床半島を海から見よう
時間がある方は、知床半島の自然を海から体験しましょう!
知床の自然をまるごと体感するには、船に乗るのが一番です。
じっくり腰を据え、ダイナミックな断崖や海原にまう海鳥の群れを眺めながら、地上とは違った表情を知ることができます。
知床五湖でそんなに歩くのが好きでは無い方は、知床五湖の高架木道コースで十分満足できるので、空いた時間をクルーズに充てても良いです。
【北海道・知床・クルージング】知床半島の先端まで大冒険!知床世界遺産クルージング
オシンコシンの滝に立ち寄ろう
知床五湖に向かう途中で、オシンコシンの滝に立ち寄ることができます。
迫力満点の滝なので、是非立ち寄りましょう。
知床八景の1つで、滝の落差は80m。
日本の滝100選にも選ばれています。
車を駐車場に止めたら階段を上がってすぐに滝があります。
水しぶきを浴びる程、目の前に滝を見ることができます。
知床世界遺産センターに立ち寄ろう
知床半島が世界遺産に登録された経緯や、その時期に見られる動植物の情報が見れます。
また、何処へ行くとどんなことが楽しめるか、見所情報がたくさんありますので、チェックしましょう。
広い館内には、シャチ等の野生動物の原寸大パネルや、知床の地形の模型等も展示されています。
夏期:8:30〜17:30
冬期:9:00〜16:30
火曜日及び年末年始 休館
知床五湖を歩く
知床五湖には、2つのルートがあります。
①さっくと800m 高架木道
②森と湖を回る地上遊歩道
さくっと高架木道の「湖畔展望台」
時間が無い方は、高架木道の「湖畔展望台」だけ回っても十分に楽しめます。
ここだけなら、だいたい往復40分でまわれます。
舗装されている綺麗な橋を歩くだけなので、気軽にまわれます。
一湖〜二湖を見れます。
知床五湖をまわる地上歩道
一湖〜五湖を見てまわるルートです。
こちらは有料となり、時期によって手続きが変わってきます。
じっくり楽しみたい人はこちらのルートがおすすめです。
1周 3Km程の距離があります。
簡単なハイキングレベルなので、小さな子供連れでも歩いて楽しめます。
注意事項としては、時期によって必要な手続きが変わってきます。
といっても、特別な手続きが必要なのは、ヒグマ活動期の5/10〜7/31くらいです。
【開園〜5/9・8/1〜10/20】までは、
「植物保護期」となり、駐車場に隣接されているフィールドハウスから、約10分間の講習を受けてます。
当日の申し込みで全然大丈夫です。
料金は1人 250円
【5/10〜7/31】までは、「ヒグマ活動期」となり、登録引率者のガイドツアー限定でしか利用できません。
ガイドツアーは要予約で、料金が5000円程度必要です。
上記以外の期間は、自由利用期間となり、特に手続きは不要です。
羅臼でホエールウォッチング
知床五湖のを堪能したら、車で約50分かけて知床半島の羅臼まで行きましょう。
ここでは、道の駅羅臼を目指して行きます。
5月〜10月 :イシイルカが9割の確率で見れます。
5月〜7月 :シャチが5割の確率で見れます。
7月〜10月 :マッコウクジラが7割の確率で見れます。
8月〜10月 :ツチクジラが7割の確率で見れます。
羅臼の道の駅付近には、ホエールウォッチングのツアー会社もたくさんあり、
シャチのグッズ等のお土産も揃っています。
おすすめは、【知床ネイチャークルーズ】です。
遭遇率が最も高いツアーで、テレビ番組の取材でもほぼ必ずと行って良い程、ここのツアーが取り挙げられています。
【知床ネイチャークルーズ】シャチとの遭遇率日本一のクルージングツアー!
遭遇率日本一のツアー会社です。
どうせ行くなら、遭遇率が高いところで予約をします。
釧路⇒知床 女満別⇒知床が観光ルート
モデルコースとしては、
女満別空港から東へ進んで行くルート。
釧路たんちょう空港から、釧路湿原を観光しつつ、東へ進んでいくルートや
釧路たんちょう空港と女満別空港を行きと帰りで使い分けてれば、多くのスポットを観光できます。
今回は、
釧路湿原〜知床までの観光ルート
釧路、阿寒、摩周、屈斜路をまわり、知床へ向かいます。
知床で1泊することになり、翌朝に知床半島をまわるスケジュールです。
移動距離が長い為、午後の到着では知床に到着する頃には夜です。
午前中に到着していれば、十分知床までは走れます。
細岡展望台
釧路たんちょう空港から車で約40分走らせると、
釧路湿原を見渡せる細岡展望台に到着します。
湿原の大パノラマを見ることができ、資料館も併設されている為、初めて釧路湿原に行く方におすすめのスポットです。
ノロッコ号
くしろ湿原ノロッコ号は、期間限定で運行する観光列車です。
湿原を縫うように走り、春から夏は緑あふれる眺めを、秋は色とりどりの紅葉が見れます。4月上旬〜10月上旬の運行です。
乗車しなくても、駅や列車を見ることができます。
釧路湿原の展望台と併せて観光できます。
湿原カヌー
展望台や列車から見る湿原とは違って、ゼロ距離の湿原を堪能できます。
エゾシカ等の野生動物も高確率で見ることができるので、列車に乗る時間がなくても、十分にカヌーで満足できます。
阿寒湖
釧路たんとう空港から約1時間
釧路湿原から知床に向かう道中で立ち寄れます。
特別記念物、湖水の藻の一種で、有名なマリモのグッズが揃います。
摩周湖
青い湖に広がる正面に、摩周岳や斜里岳を望むことができます。
霧が比較的多い場所ですが、その霧がまた神秘的な雰囲気を作り出しています。
摩周湖〜知床まで行き、1日目は終了となります。
知床〜女満別空港まで
2日目に知床半島を楽しんで、3日目の帰路では、女満別空港に向います。
女満別の近くには、カーリング女子で有名になった北見市があります。
ハッカの産地でも有名ですね。
飛行機の発着の時間まで時間があれば、北見の水族館や、北見ハッカ記念館を観光しても良いでしょう。
冬には網走まで行って、流氷をかんしょうすることもできます。
今回は、以上のコース 2泊3日で道東の大自然を満喫できます。