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スポーツに筋力は不要なのか?パフォーマンスを上げる為に必要な事

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スポーツに筋力は不要なのか?パフォーマンスを上げる為に必要な事

「スポーツは筋力じゃない」という旨の言葉や、「力で打つからダメ」とか、「筋力ではなくスピードが大事」といった具合に、筋力はスポーツ動作にマイナスと捉えてしまうような言い回しが多く感じます。

動きは、「筋力のみ」が原動力なのですが、このように否定的に捉えられたり、軽視することが多々あります。

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人体は、支柱である骨を、筋肉の収縮力で関節周りに動かすことによって動作を生じます。

筋肉のちから発揮こそが、動きの根源なので原理としては、スポーツには何よりも筋力が必要ということになります。

 

また、「筋力がついてもスピードがつかないからダメ」という

筋力がつくとスピードが落ちると考える人が多いようですが、筋肉の基本スペックとしては、「太いほど強く、強いほど速い」というのが正解です。

例えば、重さ50KGの重りを、最大60KG持てる人より、最大100KG持てる人の方が早く持ち上げることができます。

 

脱力が必要=筋力が不要とはならないのです。

「体感する力」と「発揮される力」のギャップ

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力が強い程、発揮されるスピードも上がる事は説明しましたが、

実際のスポーツ現場では、「力に頼るな」「力を抜け」という指導がよく行われていて、実際その指導がパフォーマンスの向上に繋がることが多々あります。

話が矛盾しているように感じると思いますよね。

 

この矛盾は、「力」という言葉の捉え方が1つの原因になっていると考えられます。

現場で良く言われる「力に頼るな」の「力」は、自分の感覚を通して感じる「体感する力」であり、実際に物理的に外部に「発揮される力」のことではありません。

 

パフォーマンスの能力を規定するのは、「発揮する力」です。

これが前者の「体感する力」と一致しないところに矛盾を感じていることになります。

筋力が重要という理屈が、感覚的にしっくりこないことが矛盾の原因です。

 

上手に動作する程「体感する力」が小さくなる

この2つの力の関係は、上手に動作ができている程、「体感する力」が小さくなり、

実際に「発揮する力」が強い傾向にあります。

 

下手な動作ほど、その逆になります。

つまり上手に外部に力を出していると「力をだしていない感じ」になり、下手な動作ほど、「力を出している感じ(力に頼っている感じ)」になります。

結果、本来必要な「筋力」を不要なものと感じてしまう人が出てきます。

例)

野球で言えば、手打ち、手投げ

腕などの先端の筋肉だけで動作することで、その小さな筋肉に頼ってします為、

力が入っているようにみえてしまします。

本来は、体感などの大きな筋肉を動員することで、「体感する力」が小さくなり、

「発揮する力が大きくなります」

例)

同じ重さで、遠くに置いたバケツを遠くから持ち上げるのと、バケツに近づいてから持ち上げるのでは「体感する力」と「発揮する力」が違います。

これも遠くから持つことで、先端の筋肉しか使えない為、「力に頼っている」ようにみえてしまします。

 

要するに、筋力は必要であることは間違えないのですが、身体の使い方によって、

体感する力と発揮される力が変わってくるのです。

 

コツをつかんだ動きは「余裕が生まれる」

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まとめると、合理的動きを手に入れた場合は、実際に発揮する「大きな力」を出しても、「体感する力」はそれほど大きな力ではなくなります。こういった状態を「コツ」と呼びます。

ある動作に置いて、コツを掴んだ人は大抵「力じゃないんだ」という感覚を得ることでしょう!

「体感する力」と「発揮する力」のギャップが「スポーツに筋力は不要」という誤解を生んでいたことになります。

問題は上手に力を発揮できていないことで、「体感する力」があがってしまい、力では無いんだよ!って感覚になってしまうことなので、パフォーマンスを向上させるには、当然、そもそもの筋力が必要となります。

筋力と、その筋力を上手に使えるようにすることが大切なのです。

 

上手な動きを作り、「力を発揮」するには

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人の体はいくつもの筋肉があります。大きい筋肉をうまく動かすには、そこに繋がる小さい筋肉を動員する事が大切です。

また、例えばボールを投げる動作でも、腕や肩の筋肉だけを使うのではなく、体幹の筋肉から、お尻の筋肉、下半身の筋肉まで全てを繋げて動かすことで、上手な動きとなり、力を出しているつもりはなくとも、外に出す力は大きい物となります。

上手に体を動かすには、やはりストレッチをが大切です。

ストレッチを行うことで、全身の連動性が出てきて、1つの動作に多くの筋肉を導入することができます。

また、背骨、骨盤周りの動きを改善することで、その連動性が発揮されやすい状態を作ることができます。

当然ですよね、背骨、骨盤は身体の中心部分ですから、中心部分の動きが改善することにより、全身の動作が合理的になります。

POINT:

背骨の周りには、全身のあらゆる筋肉にいろいろな指令を送る、司令塔のようなものがあります。

背骨に余分なストレスがかかると、その司令塔から、筋肉を硬くするような信号が出されます(反射)。

その信号によって全身のあらゆる筋肉が硬くなったりします。

改善するには、まず油切れになっている骨盤~背骨の動きを引き出します。

そうすることによって、背骨にかかる余分なストレスを軽減することができます。

背骨にかかる余分なストレスが軽減するだけで、筋肉の突っ張りが軽減し、柔軟性が向上し、力が出しやすい環境となり、筋力があがります。

 

背骨周りのコンディショニングにはストレッチポールがおすすめです。


LPN ストレッチポールEX(ネイビー) スタートBOOK、エクササイズDVD付き 1年保証

やり方は、「ベーシックセブン」という簡単な方法でしたら検索したらたくさん出てきます。

背骨から骨盤周りの筋肉の緊張を摂ることができるので、全身の動きをつなげたい時に便利です。

費用をかけたくない人は、バスタオルを縦長に丸めてそのうえに背骨を併せて

寝転んで、深呼吸をするだけでも多少の効果はあります。

 

また、下に紹介する「ホスラ」これは骨盤の動きから連動して背骨にも動き出します。

これだけやっていてもいいくらいです。

「ホスラ」は日本でスポーツや整形の分野でリードしている施設ではほぼ取り入れられている器具です。

 


骨盤矯正(腰痛予防)チェア ホスラ

上に紹介した2つの器具は、普通に病院やコンディショニング施設に置いてあります。

全身の動きを出したいのなら、「ホスラ」だけを使っていても問題無いくらいの代物です。

選手には、必ず運動の最初に使ってもらっている施設もあります。

 

ホスラは値段が高いので、動画とかで使い方を検索してもらってから、

自宅の椅子にクッションを置いて見よう見まねで骨盤を動かすことも良いです。

・骨盤を前傾するときは、少し胸を張って

・骨盤を後傾するときは、少し背中を丸くして

骨盤の動きに併せて背骨を動かすイメージです。

これを10回

次に、

・骨盤を左右似た倒して行く動作を左右10回行います。

この時も、骨盤の動き〜背骨の動きまで連動していることを意識します。

・最後に、右回り10回、左回り10回と、椅子の上で骨盤を回します。

 その時も骨盤の動きに併せて背骨の動きを意識します。

家の椅子にクッションとかでも出来ないことはないので、やってみましょう。

まとめ

・人体において、動作を生み出す原動力は筋力のみである。

・合理的で上手な動きでは「発揮される力」が強く、「体感する力」が小さくなります(コツを得た動きが出来る)

・逆に、合理的でない動きは、自分で感じる力が強いわりに、外に出す力が小さくなります(力に頼った動き)

・上手に「力」を発揮できていないことを、「力に問題がある」と錯覚してしまうことが多くなります。

・動きの原動力となる筋力と、その筋力を上手に動かすスキルが必要となります。

・油切れになっている骨盤~背骨の動きを引き出します。

筋肉の突っ張りが軽減し、柔軟性が向上し、力が出しやすい環境となり、筋力があがります。

今回は以上です。

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